天川村は紀伊半島の中央部に位置し、村の面積の4分の1が吉野熊野国立公園に指定されています。
近畿最高峰の八経ヶ岳をはじめとした名峰連なる大峯山脈を擁し、源流域のその一滴は渓谷を渡る清冽な清流となって、名瀑をはじめとした美しい自然景観を作り出しています。

2004年にはユネスコ世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録され、天川村はその主要な構成要素としての「大峯奥駈道」・霊場「吉野・大峯」の一部を擁し、 おおよそ1300年前に役行者によって開かれた修験道発祥の地である霊峰大峯山(山上ヶ岳)には、今も多くの修験者が修行に訪れています。

特産品

陀羅尼助(和漢薬)・吉野杉・水・豆腐・アマゴ

観光ガイド

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みたらい渓谷の伝説

紅葉の名所として知られる天川村のみたらい渓谷。天川村には「みたらい」の名の由来となった大蛇伝説が残る。
 天川村北角(きとずみ)に器量の良い女性がいた。村内の多くの男性が求婚に訪れ、その中の1人と恋をし、身ごもった。男性はいつも日の出前に帰るため、気になった女性は男性の着物に赤い糸を結んだ針をそっと刺し、朝にその糸を辿った。糸は渓谷の深い淵へと続き、そこには針の刺さった大蛇が死んでいた。それ以来、男性は二度と現れず、女性は失意のうちに子どもを産んだ。その子どもは蛇の子どもで盥(たらい)に三杯になったことから、三つのたらい(三盥(みたらい))といわれるようになった。
 この他にも南朝の帝がミソギ(御手洗(みたらい))をしたとの伝説も残る。多くの伝説が残るみたらい渓谷。奈良県景観遺産に登録されている遊歩道からは、四季折々の自然が楽しめる。

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